同人、マンガ、アニメを中心にオタク文化とデザインの関係性を探ります。
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03_ ひなたさん ゲームオリジナルですがすごく好きです。しかし似てないですね…
一週間ぶりの更新です。申し訳ありません。
さて前回も告知したとおり、今回も「らき☆すた」について
いろいろと話していきたいと思います。
前回は軽いメディアミックスの話から本編の事に触れていきましたが、
今回はそのメディアミックスが成功した展開のうまさと
そこに関連するマーケティング、その他もろもろのお話です。
まずこの「らき☆すた」大ヒットの背景として、
メディアミックスの話とも多少かぶりますが、
放送開始前のメディア展開のうまさが挙げられると思います。
まず一つ目なのですが
その前に、制作が京都アニメーションさんであることによって
「涼宮ハルヒの憂鬱」(以下:ハルヒ)で作り上げた信頼から、
「らき☆すた」に対する視聴者の期待はかなりの高さだったはずです。
そして、その「ハルヒ」をうまく利用したのが
コンプヒロインズによる雑誌掲載ですね。
これは放送開始前の発売号の表紙に、
ハルヒとこなたの2人を持ってくることにより、
ハルヒが、まだ認知度の低いこなたを助ける役割と
「らき☆すた」という作品が京アニとなんらかの
関わり合いがあることを伝える大きな役割を担い、
なおかつ放送から1年が経過しても未だ衰えないハルヒ人気により
店頭に並んだ際のアイキャッチ効果はかなりのもので
ついつい自分も気になって手に取ってしまいました。
参考画像→■
この雑誌展開によりオタク市場を賑わせていた「ハルヒ」から
「らき☆すた」への移行を違和感なく行えていたとも感じました。
また、このこととは直接関係があるか分かりませんが、
「らき☆すた」放送前は、放送からかなりの日が経過していたにも関わらず、
未だ「ハルヒ」の同人誌が市場を賑わせていましたが、
「らき☆すた」が放送を開始するとそれに合わせたように
とらのあななどの市場は「らき☆すた」の同人誌一色になるくらいの人気ぶりでした。
つまりは今まで「ハルヒ」に席巻できるような作品が
登場していなかったとも捉えることもできるかも知れません。
さて放送開始前の展開のうまさで次に挙げられるのが、
「らき☆すた」の番組宣伝CMです。
見た方も多いと思いますが、通常のアニメの番宣CMのような
本編の映像を切り取って作ったものではなく、
番宣CMオリジナルの作りになっています。
京アニさんは「ハルヒ」の番宣CMの際にも実写を使い(恐らく出演は平野綾さん)、
ドラマ仕立てにするという大胆な手法をとっていましたが、
「らき☆すた」の方ではこなたの顔が画面いっぱいに置かれ、
ひたすらにこなたがうなっているというかなりシュールなつくりなのですが、
これがよくできたつくりになっており、アイキャッチ効果は抜群で
なおかつ、いったいどんなアニメなのかという
あえて疑問を残して終わる形が他の番宣とはあきらかに異なっていると思いました。
かくゆう自分も放送前、このCMを見て「らき☆すた」を
見てみようとと思ったくらいです。
最後は、今わりといろいろなアニメやゲームでされているwebラジオですね。
これも京アニさんは「ハルヒ」の時からやっていたもので
放送前の視聴者の期待度を向上させるねらいと、
アニメ本編が放送されてからは、本編とwebラジオとのリンクで
お互いの価値をさらに向上させていく役割を担っています。
そして、これらの放送前の展開により「らき☆すた」の大ヒットを
後押ししていたと考えられます。
さて長くなってきましたが、これに関連するお話でマーケティングのことについてです。
これに関してはいずれ詳しくお話したいと思いますが、
オタク系アニメの広告媒体として最もポピュラーで宣伝効果の強いものは
雑誌と店頭POPによるSPツールですね。
その中でも「らき☆すた」はアニメイトのネタをアニメ本編に入れたり、
ゲーマーズに漫画掲載をしていたことからキャンペーンを行ったりと
放送開始前からそれらのお店には「らき☆すた」の特設コーナーが作られ、
店頭POPによるターゲットの確保を大いに促進し、
それらもヒットを後押したのではないかと思います。
また一番重要なのはストーリーがおもしろいことなのですが、
これも徹底したターゲット戦略があり、一般のターゲットを排除し、
オタクの方の共感できるあるあるネタに内容を絞りこむことにより
コンセプトを明確にし、ぼやけることのない面白さが成立されています。
さてさてここまで長々と話してきましたが、乱文や長文の中
お付き合いいただきありがとうございます。
まだほかにも原作コミックの装丁の事やエンディングのカラオケについても
話したかったのですが、また別の形でお話したいと思います。
それで、次回はというと一旦アニメの話から少し離れて、
割と深くデザインのことを話せる「ライトノベルとコミックのデザイン・装丁」
について書きたいと思います。
恐らくこれも長くなると思うので2回に分けて話して行こうと考えております。
今回は割と話が難しくなってしまいましたが、次回もよろしくお願いします。
メディアミックスの話とも多少かぶりますが、
放送開始前のメディア展開のうまさが挙げられると思います。
まず一つ目なのですが
その前に、制作が京都アニメーションさんであることによって
「涼宮ハルヒの憂鬱」(以下:ハルヒ)で作り上げた信頼から、
「らき☆すた」に対する視聴者の期待はかなりの高さだったはずです。
そして、その「ハルヒ」をうまく利用したのが
コンプヒロインズによる雑誌掲載ですね。
これは放送開始前の発売号の表紙に、
ハルヒとこなたの2人を持ってくることにより、
ハルヒが、まだ認知度の低いこなたを助ける役割と
「らき☆すた」という作品が京アニとなんらかの
関わり合いがあることを伝える大きな役割を担い、
なおかつ放送から1年が経過しても未だ衰えないハルヒ人気により
店頭に並んだ際のアイキャッチ効果はかなりのもので
ついつい自分も気になって手に取ってしまいました。
参考画像→■
この雑誌展開によりオタク市場を賑わせていた「ハルヒ」から
「らき☆すた」への移行を違和感なく行えていたとも感じました。
また、このこととは直接関係があるか分かりませんが、
「らき☆すた」放送前は、放送からかなりの日が経過していたにも関わらず、
未だ「ハルヒ」の同人誌が市場を賑わせていましたが、
「らき☆すた」が放送を開始するとそれに合わせたように
とらのあななどの市場は「らき☆すた」の同人誌一色になるくらいの人気ぶりでした。
つまりは今まで「ハルヒ」に席巻できるような作品が
登場していなかったとも捉えることもできるかも知れません。
さて放送開始前の展開のうまさで次に挙げられるのが、
「らき☆すた」の番組宣伝CMです。
見た方も多いと思いますが、通常のアニメの番宣CMのような
本編の映像を切り取って作ったものではなく、
番宣CMオリジナルの作りになっています。
京アニさんは「ハルヒ」の番宣CMの際にも実写を使い(恐らく出演は平野綾さん)、
ドラマ仕立てにするという大胆な手法をとっていましたが、
「らき☆すた」の方ではこなたの顔が画面いっぱいに置かれ、
ひたすらにこなたがうなっているというかなりシュールなつくりなのですが、
これがよくできたつくりになっており、アイキャッチ効果は抜群で
なおかつ、いったいどんなアニメなのかという
あえて疑問を残して終わる形が他の番宣とはあきらかに異なっていると思いました。
かくゆう自分も放送前、このCMを見て「らき☆すた」を
見てみようとと思ったくらいです。
最後は、今わりといろいろなアニメやゲームでされているwebラジオですね。
これも京アニさんは「ハルヒ」の時からやっていたもので
放送前の視聴者の期待度を向上させるねらいと、
アニメ本編が放送されてからは、本編とwebラジオとのリンクで
お互いの価値をさらに向上させていく役割を担っています。
そして、これらの放送前の展開により「らき☆すた」の大ヒットを
後押ししていたと考えられます。
さて長くなってきましたが、これに関連するお話でマーケティングのことについてです。
これに関してはいずれ詳しくお話したいと思いますが、
オタク系アニメの広告媒体として最もポピュラーで宣伝効果の強いものは
雑誌と店頭POPによるSPツールですね。
その中でも「らき☆すた」はアニメイトのネタをアニメ本編に入れたり、
ゲーマーズに漫画掲載をしていたことからキャンペーンを行ったりと
放送開始前からそれらのお店には「らき☆すた」の特設コーナーが作られ、
店頭POPによるターゲットの確保を大いに促進し、
それらもヒットを後押したのではないかと思います。
また一番重要なのはストーリーがおもしろいことなのですが、
これも徹底したターゲット戦略があり、一般のターゲットを排除し、
オタクの方の共感できるあるあるネタに内容を絞りこむことにより
コンセプトを明確にし、ぼやけることのない面白さが成立されています。
さてさてここまで長々と話してきましたが、乱文や長文の中
お付き合いいただきありがとうございます。
まだほかにも原作コミックの装丁の事やエンディングのカラオケについても
話したかったのですが、また別の形でお話したいと思います。
それで、次回はというと一旦アニメの話から少し離れて、
割と深くデザインのことを話せる「ライトノベルとコミックのデザイン・装丁」
について書きたいと思います。
恐らくこれも長くなると思うので2回に分けて話して行こうと考えております。
今回は割と話が難しくなってしまいましたが、次回もよろしくお願いします。
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