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同人、マンガ、アニメを中心にオタク文化とデザインの関係性を探ります。
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06_ 紗英さん  なんとなく4人の中では一番好きですね。新谷良子さんの声もよいです!


宣言通りなんとか更新出来ました!
この調子であと2回も頑張っていきますよ。
8月に入ってずっと忙しかったんですが、
後半は少し時間ができたので、ようやくになりますが
ブログのデザインとか直していきたいと思いますので、
こちらもゆるい程度にご期待ください。


さてさて、前回はアニメーション製作会社「シャフト」さんについて
話していきましたが今回もその続きです。

前回はシャフトのこれまでの作品である「月詠」から
「ぱにぽに」を振り返り、シャフトが
さまざまな実験的な手法を取り入れ、
作品のクオリティを高めていった。というお話をしましたが、
今回はその「月詠」と「ぱにぽに」を経て制作された
「ひだまりスケッチ」と「さよなら絶望先生」を中心にお話します。

さて、シャフトのやりたいことを全てつめこんで生まれた傑作
「ぱにぽに」の後、「ネギま!?」などを経て制作されたのが
「ひだまりスケッチ」です。


まずこの作品は「ぱにぽに」のさまざまな手法の中で
よかったものを取り出しすっきりとまとめ、
かつこの作品のコンセプトであるゆったりほのぼのとした
毎日のイメージがぶれないよう、急激なヤマやオチのない
ほんわかとしたつくりになっています。


中でもこの作品で一番注目したいのがストーリー構成で、
これはこの「ひだまりスケッチ」が12話完結の
1クール放送である点をうまく使った手法がとられています。


どのようなものかというと、単純に12話それぞれを
12ヶ月に置き換え、「1話でその月のお話」という
構成なっているのですが、これがまたうまい!


単純に1月から12月までを時間軸にそって進んでいくのではなく、
あえてバラバラにすることで、4人の1年を
穴埋めしていくように話が進み、時間軸をずらすことにより、
あの時のシーンはこのことだったのか、というような
つながりが生まれ、一度見た後にもう一度時間軸通りに
4月から見ても新たな楽しみ方のできる、
実は非常に凝ったつくりになっています。


余談ですが京アニさんのハルヒでも時間軸をずらした構成の
手法がとられていましたが、こちらとはまた違った意図が
あるものですね。


さらに「ひだまりスケッチ」では実写とアニメとのからみが、
より自然なものになっているのも伺えます。


それと結構マニアックな部分ですが、
EDのサビに入ったとこからのデザインは結構よいと思います。
実際に見てもらうのが一番なんですが、
トリの飛んでいるとこなどはアニメのEDとしては
斬新なアプローチだなと感じました。


それとこれもマニアックなとこですが、
EDテーマの番宣CMの文字組みもおもしろいなと感じました。
恐らくDVDの特典かなにかに入っていると思うので、
機会があればご覧頂きたいです。


さてさて、やっとになりましたがこういったシャフト作品を経て
制作されたのが「さよなら絶望先生」です。
前回も書いたのですが、この作品はオープニングや色使い、
テロップや文字の扱いなど、
全てに統一感があり昭和レトロな世界感の
つくりがとてもうまいです。
まさに現在シャフトの集大成と言っても
いいのではないかと思います。


まずこの作品でシャフトの実力が発揮されたのが文字の扱いで、
OPや本編など全てを通して同じフォントを使用していますが、
昭和レトロ感漂うフォントで、これがとてもよいです。


詳しくはわからないのですが、このフォントは
元からあるものなのか、はたまたシャフトさんが制作したものなのか。
シャフトさんが作ったのなら仮名だけでなく、漢字も多用されて
いるので相当のものだな、と深く関心しました。
うーん、どうなんでしょうか…


それはともかくとしてもこのフォントを使った
文字のの扱いがとてもうまいです。
OPの話をしますと、今現在は変わってしまいましたが、
最初の5話くらいまで放映されていた、
文字のみのOPにはかなり感動しました!
大槻ケンヂさんの曲もさることながら、やはりスゴイ。
ナラサキさんのつくる曲はやっぱりよいですね。


この文字のみのOPなんですが、
文字のみの要素だけで構成するという難しいつくりの中で、
テロップを出すタイミングや、細かく挟まれる子ネタ、
ポイント数の違いなどを使い、
恐ろしくクオリティの高いものに仕上げています。


もちろん今使われている、絵の入っているOPもクオリティは高く、
こちらも文字を有効に使い、メッセージ性の強いものに
なっていたりします。
最後の「受精」のところとか見せ方がウマイですね。
しかしどうやったらこんなアイイデアが思いつくのか…すごいです。


さて、OPで文字の事について触れてきたのですが、
最初に「この作品はシャフトの集大成ともいえる」と書いたのは、
この文字の扱いがこの作品で格段に統一感が増したからです。
もちろん他に要素の面でもクオリティがは上がっていますが
ここの分野の統一感は格段に上がっています。


「ぱにぽに」でもOPでは文字テロップにさまざまな変形を
かけたりと、かなり実験的なアプローチをとっておりましたが、
こういったものもこの「さよなら絶望先生」に活かされて
いるのではないかと思います。


そういえば、この作品では「ぱにぽに」で恒例だった
黒板ネタも復活してますね。あの手法も意外にありそうで
あまりされていなかったもので「ぱにぽに」をキッカケに
いろいろなところで使われるようになっているのでは
ないかと思います。「もえたん」とか。


あともう一つとしては、「ぱにぽに」の時も書きましたが、
配色のうまさがあげられます。
「さよなら絶望先生」では昭和レトロなテイストも
プラスされており、よりデザイン的によい配色で
キャラのカットが入ったりしています。
自分としてはあれを見てるだけでもかなり満足だったりします。


それと最後にもうひとつなんですが、番宣CMもよかったりします。
これも「らきすた」や「ハルヒ」と同じで、
この番宣CMのためだけに作った映像が使われており、
放送開始前からかなり期待度は高かったです。


さて長々と話してきまして、また余談になりますが、
最近思ったこととして、近頃は通常の4チャンネルや
12チャンネルといったメジャーなチャンネルよりも
テレビ埼玉やMXTVなど(東京都以外の方は分からなくてすいません)
地方のローカル局の方がアニメの放送枠として見直されています。


その証拠に近年、明らかににクオリティの高いアニメは、
ローカル局での放送である場合が多く、
「さよなら絶望先生」をあげても、連載はあの
少年マガジンであり、少し昔で考えればジャンプやマガジンのような
コミック誌は大抵メジャーなチャンネルで放映されるものですが、
「ウミショー」なども含め、そうではなくなっているのが現状です。


その理由としては恐らくさまざまあるのでしょうが、
一つは放送枠が一つではないことがあげられます。
東京での放送を例に挙げると、「らきすた」にしても
テレビ埼玉で日曜に放送され、
また別の日にはMXTVやtvkでも放映されたりと、
一度きりのメジャー局よりもターゲットがしぼられている分
いろいろな面でかなり優位性が高いという事があげられます。
一度見逃しても他の局で見れたりしますし。


またこれについては時間があれば詳しく話したいと思いますが、
長くなるので今日はここらへんで。


さてさて今回もかなり長くなってしまいましたが、
次回は夏コミ3日目の前日ということで、
夏コミ関連でいろいろと書いていこうと思います。
なにはともあれ、今回も長々とした文章を
読んでいただきありがとうございました!ではまた。
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